侍従川は、かつては農業用水の供給源として、あるいは塩の運搬路として使われていました。当時、川は人々の生活と一体化したものでした。しかし、田畑がなくなり、道路も完備されると侍従川の存在自体が人々の意識から薄れ始め、それが川の汚染を許したと言っても過言ではありません。
しかし、現在、侍従川は新たな役割を果たそうとしています。人々の憩いの場として、自然とのふれ合いの場として、侍従川は再生しました。
魚類も増え、「アユ」が数十年ぶりに戻りました。カワニナも確認されており、蛍の住める環境も整いつつあります。この小さな侍従川に大きな自然が帰ってきたのです。そして、子供たちの川遊びの出来る日もそう遠くはないでしょう。都市を流れる川として侍従川の果たす役割は今後もいっそう大きくなっていくと思われます。
・侍従川流域を見直し、自然や文化を学ぶ。
・地域で出来る活動を考え、地域で暮らす 子供たちに伝えていく。
・今ある自然を保全したり、創造したりする ことによって、さらに魅力ある町づくりを 目指す。